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【なぜ外国人はお湯につからないの?】日本と世界各国のおふろ事情の違い

2019年1月31日

今年のGWは10連休ということもあり、「例年ならなかなか異国まで足を伸ばせないけど、今年は満を持して予約した!」という方々、かなりいらっしゃるのではないでしょうか?

 

私もつい数週間前に長期休暇をフル活用してヨーロッパ12都市を巡ってきました。

 

それ以前にも様々な国々を訪れてきましたが、回数を重ねるごとに「これ気になるなぁ」と思ったことが一つ。

 

「なぜ多くの国々では、お湯につからないの?」

 

その理由は世界各国のおふろ事情をよく見ることでわかりました!

 

本記事では、現地人と私の体験からいえる世界各国それぞれのおふろ事情をご紹介し、そこから共通してわかる3つの理由を解説します。

 

 

 

日本と世界各国のおふろ事情の違いと、そこから共通してわかる3つの理由

世界のおふろ事情

まずは、世界各国のおふろ事情を見ていきましょう。

 

フランスのお風呂・入浴事情

パリの街並み

ヨーロッパの中でもフランス人は特におふろに入る機会が少ないと言われています。
その理由として、上下水道のインフラ不備が上げられます。町中に所狭しと古い建物が建ち並び、インフラ整備が上手く進まないのです。水道料金もとても高いのだとか。
私が泊まったホテルのシャワーも、たいてい水圧が弱かったですね。不安定なのか、節水のためにホテルがあえて水圧を弱めているのか・・・。

 

また、日本の家庭のように給湯器で温めたお湯がすぐ蛇口から出てくるのではなく、お湯を一旦タンクに溜める家庭も多いです。一度に大量のお湯を使おうとしたら、タンクのお湯は一瞬で空っぽに。寒い日だったら大変です。おふろに入る機会が少ないのも納得ですね。
私もAirbnb(エアビーアンドビー:一般宅のシェアリングサービス)で実際にホストが住んでいる部屋をお借りしましたが、シャワーを10分くらい出しっぱなしにしているとお湯が出なくなり、それからしばらくは冷水しか出てきませんでした(汗)

 

 

アメリカのお風呂・入浴事情

ニューヨーク

バスタブはあってもシャワーだけで済ませてしまうことがほとんど。朝出かける前にエチケットとしてシャワーを浴びる人が多いのも特徴です。
私がアメリカの家庭に滞在した時のホストファミリーも、夜ではなく朝に入浴していました。

アメリカでは入浴について驚くべき法律があります。それは“男女混浴禁止”。それも、親子関係であっても異性であれば違法だそうです。

 

 

ロシアのお風呂・入浴事情

モスクワの街並み

毎日バスタブにお湯をため、その中で体や髪も洗ってしまいます。
そしてバスタブのお湯を捨てる・・・って、日本人からすると「次の人がお湯につかれないじゃないか!?」と言いたくなりますよね。ロシアでは、お湯は人が変わる度に入れ替えます。ロシアの水道料金は日本と比べてかなり安いのだそうです。

 

 

フィンランドのお風呂・入浴事情

 

ヘルシンキの街並み

サウナの発祥地であるフィンランドでは、3人に1人が自宅にサウナを持っています。対してバスタブはほとんどありません。
熱したサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させて体をあたためる様子は、テレビなどでもご覧になられたことがあるのではないでしょうか?
フィンランドでは、サウナは心と体を浄化する場所と考えられていて、かつてはサウナで出産や遺体を洗う習慣があったのだそうです。

 

 

インドのお風呂・入浴事情

インドのシャワー

出典:MURA`s HomePage

一般家庭では外付けの給湯器「ギザ」を使ってお湯を沸かすのですが、日本の給湯器のようにすぐにお湯が使えるようにはなりません。スイッチを入れてから15~30分待ってはじめて使えるようになります。しかし、貯水量が多くないため、あっという間に使い切ってしまいます。

ましてやバスタブにお湯を入れるには、十分な貯水量のギザが設置されている必要があります。お湯を使い切ってしまわないよう、いかに早く済ませられるかが勝負ですね。

 

 

 

共通してわかる3つの理由

それでは「なぜ多くの国々ではお湯につからないの?」の理由をまとめましょう。

 

理由1:入浴目的の違い

日本人にとっておふろは、体を清潔に保つのはもちろんのこと、疲れをとったり、リラックスする生活習慣です。それに対して、多くの国々では衛生のためであっても、リラックス効果を求めて入浴することは少ないです。
ましてや日本の家族アニメで描かれる、親子一緒に入浴して歌を歌ったり、手遊び水鉄砲で掛け合う様子は、外国人からすれば衝撃もの!

 

ロシアの場合はお湯につかる習慣がありますが、入浴目的は日本と根本的に異なります。もしロシア人が、お湯につかるよりも簡単に体を清潔にできる方法を見つければ、お湯にはつからなくなるかもしれませんね。

 

 

理由2:住宅事情の違い

日本では一人暮らしのアパートであってもバスタブがありますが、多くの国ではシャワーしかない家が多いです。バスタブがなければ必然的にシャワーのみで済ますことになりますよね。
建物が古くてインフラ整備が難しいことで、短時間で大量のお湯が供給できないことも一つの理由です。

 

 

理由3:水資源のもつ価値の違い

ロシアなどの例外もありますが、多くの国々の水道料金は日本よりも高いことは上でご紹介しました。とはいえ、私たちは外国で水道料金を払うことがないのであまりピンとこないかもしれません。そんな方は、渡航先のレストランのミネラルウォーターの価格を見れば、多くの国々において水資源の価値の高さをある程度感じていただけるでしょう。

 

私が先日行ったイタリア・ミラノのObicà Mozzarella Bar - Duomoというイタリア料理店の、ミネラルウォーター(500ml)の価格は税込4ユーロ。日本円にして約500円です(2019年4月時点)。単純に水道料金に比例するものではありませんが、少しは感じていただけたでしょうか?

 

 

 

いかがでしたか?特に海外渡航されたことのある方は、自身の体験とリンクする部分があって楽しんでいただけたかと思います。
私も「なぜ多くの国々では、お湯につからないの?」のなぞを解くために調べていくうちに、現地での様々な体験とリンクして非常に楽しかったです!
海外の多くの国々ではお湯につかる習慣がないので、温泉目当てに日本に来られる外国人も多いのでしょう。皆さんも海外に行かれた際は、日本と違うおふろ文化を味わいましょう!

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